2012年社長が読んだベスト8冊を発表!
みなさん、こんにちワンダフル!
広報部長のランスです。
もうすぐクリスマスですね。
街を歩いていると、クリスマスツリーや
きれいなイルミネーションなど
クリスマスムードにぼくもわくわくしています!
先日から通っているDog Academiaさんのしつけ教室では
日々レッスンに励んでいます!
「おすわり」もできるようになりました。
この教室には大きな窓があって
窓から見える世田谷公園の景色が
とても素晴らしく、ぼくも社長もお気に入りです。
2012年もあとわずか・・・
ということで、今日は社長が今年読んだ
ビジネス書・実用書・新書部門のベスト8を
皆さんにご紹介します!
それでは社長、あとはよろしくお願いします!
2012年の第1位はこちら!
(村山昇/東洋経済新報社)
村山先生の新刊が、2位以下を大きく引き離してダントツの1位でした。
だれもが求めてしまう「わかりやすさの罠」について、徹底的に反論しています。
帯には<「大きな答え」は「キレ」と「コク」を往復してこそ生まれる。>
とありますが、私が日々おこなっている「本作り」についても
まったく同じことが言えます。
本を出せる人はこの「往復思考」が柔軟にできる人。
ただ、はじめからできる人はいません。
ロジカルに客観的に表現する「キレ」の思考から、抽象的で主観的な
「コク」の思考へと導くのが私の仕事。
それが出来上がったときは、思わず抱きしめたくなるほどです(笑)。
食事に例えるならば、腹を満たすのが目的の「おにぎり」と
豊かさを味わう「フレンチや会席料理」のちがいでしょうか。
大切なのは、生きていくためには「どちらも必要」だということ。
そんなことを考えながら読ませていただきました。
久しぶりにビジネス書を読んで鳥肌が立ちました。
第2位は、
(中村仁一/幻冬舎新書)
これは中村先生の潔さに尽きます。
<私などは、有名人じゃないので失うものがない、
おまけに先が短いので怖いものがありません。>
このような状態を、わたしは「沖縄のおばあ状態=無敵」と呼んでいます。
「医療が”穏やかな死”を邪魔している」とあるように、
自ら医者という立場でありながら自己否定してみせるところがにくいです。
そんな中村先生が、長年の経験からたどり着いた結論は「老衰死」。
自分の死に時を自分で決めることを提案した点において、
本書の果たした役割、そして影響力は計り知れないものがあったでしょう。
少なくともわたしには、インパクトがありすぎました。
第3位は、
(橘玲/講談社)※発行は2011年
発売は2011年なので、厳密には選外の対象作品。
しかし、わたしはこの本を発売直後に購入し、
心の準備が整った(と思われる)2012年に読みました。
震災関連書籍は数多くが出されましたが、
その多くがやがて消えて行きます。
一方で、本書は時間が経つごとに真実味と輝きが増すように思われます。
それは、橘さんが以前から提言している「バザールの世界」への扉が、
完全に開かれたからです。
余談ですが、震災関連書籍でもっとも印象に残っているのは、
ほかにも『おもかげ復元師』『遺体』『ガレキ』など、
多くの人から支持される本が沢山あるのですが、
そのほとんどはまだ手つかずです・・・。
第4位
(玉樹真一郎/ダイヤモンド社)
コンセプトを扱うひとりとして、非常に感銘を受けた作品。
「未知のよさを発見し新しい大地を切り開く」ことの大切さ、
ダイナミックさを気づかせてくれました。
しかし、300Pはちと多い。
ほぼ2冊分の内容なので、商品作りを仕事にする人は必読であり
大変お買い得な一冊。
第5位
(松波晴人/講談社現代新書)
「行動観察」がビジネスになるのか!という気づきを与えてくれました。
氷山の一角=潜在的なニーズを見据えるための方法が、
著者の試行錯誤の歴史ととともに書かれています。
経営コンサルタントのような他者に気づきを与えたり、
提案を行う人は必読でしょう。
第6位
(矢部武/新潮新書)
サブタイトルは『「自立死」先進国アメリカ』。
これまであまり知ることのなかった、アメリカの終末医療の実態が
リアルにレポートされています。
日本はなにかと「孤独死」が問題になりますが、「ひとりで死ぬ権利」は
もっと保証されるべきだと思っていたので、とてもナイスなタイミングで
読むことができました。
日米の比較文化論として読むのもオススメです。
これを読んでいたのは、中国とマカオの国境。
両国を2日間で2往復したので、いつもはイライラが募る
イミグレの待ち時間が知の好奇心で満たされたことを覚えています。
第7位
これは、前作の『憂鬱じゃなければ仕事じゃない』の続編。
にもかかわらず、編集手法を踏襲していないので、
あたらしい作品に仕上がっている。
一番の気づきは見城さんと藤田さんが二人ともギャンブラーで
勝負師だということ。
ギャンブルの効用をこういう人たちが認めてくれるのは
心強いと思ったので、選入(笑)。
第8位
(高城剛/祥伝社新書)
サブタイトルは『スペイン サン・セバスチャンの奇跡』。
日本でいうところの「地域起こし」のスペイン版の物語です。
著者はだれよりも世界の動きをいち早く察知する高城剛さん。
前著の『オーガニック革命』も日本で発売するのが早すぎたとは、業界関係者の弁。
本書の陰のキーワードは「グローバル・メンタリティ」。
高城さんによると、「世界の果てだろうがどこだろうが、
出かけて行って素晴らしいものを尊敬し、学んで取り入れようとする心」
だそうです。
これを読んで、世界中を駆け回ることの正当性が芽生えたように思います。
このコトバを励みに、気がつけば、わたしも今年は20回くらい
海外に出撃しました。
何を学んだかはこれからしっかりと熟成させ、来年以降に活かしたいと思います(笑)。
ふう・・・。
というわけで、一気にご紹介しましたが、
いかがでしたでしょうか。
ぼくもつかれたので、お先にお休みしたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
そして、よいクリスマスをお過ごしください!
【きょうの学び】
未来を予測する最も良い方法は、
未来を創り出すことだ